名古屋市瑞穂区の北東部にある『密柑山町(みかんやまちょう)』
昔から、ミカンの畑がいっぱいあったんだろうなぁ…と何となく思っていました。
しかし!!
1つ気になることが。
『密柑山』の交差点。
『密柑山』の文字が入った看板。
↑このミカンは漢字だと『蜜柑』ですよね??
でも、『密柑山町』の場合は、『密』という字が使われています。
正直、今まで気づかなかった(^^;)
どうしてだろう??
調べてみました!!!!
『密柑山町』の謎を追ってみた…
まず、『密柑山町』にあるお店の表記を見てみました!!
密柑山町と言えば、スーパーのフィール。
お店にはローマ字で『MIKANYAMA』と表記が。
ちなみに、こちらのフィールは『みかん山店』なので、漢字表記はありませんでした…
フィールの目の前にあるスギ薬局。
こちらも『みかん山店』でひらがなの表記になってる!
みんな『密柑山』or『蜜柑山』問題を避けているのでしょうか?笑
有効な情報がなかったのでネットでこの問題を調べてみることに。
すると『みずほん』と同じようにこの『みかん山』問題が気になっている方を見つけました。(何だか嬉しい(^^;))
その質問と回答が国立国会図書館のホームページに掲載されていました。
抜粋してみると…
質問:
名古屋市瑞穂区に密柑山町という地名があるが、昔の地図では「蜜柑山」という文字だったと記憶している。なぜ「蜜」ではなく「密」の文字が使われるようになったのか知りたい。
回答:
昔。この辺りに蜜柑畑があったことが地名の由来であるようですが、「蜜」ではなく「密」の文字を使用している理由を示す資料は見つかりませんでした。ただ、「明治十五年 愛知県郡町村字名調」(『愛知県地名集覧』)では彌冨村の字名に“櫁柑山”とあり、「櫁」の文字が使用されていました。また、名古屋市調査課による昭和2年の『名古屋市町名及字名簿』では南区彌富町の字名に“密柑山”とあることから、この頃には「密」の文字を用いていたことがわかります。
*こちらのホームページからの転載です。
歴史をたどっていくと、「櫁」という普段あまり見かけない漢字が使われていた頃もあったんですね(^^;)
そして、結論としては『よく分かんない』ということのようです。
意外と瑞穂区民でも知らない『密柑山町』の名前問題。
どうして『密柑山町』という表記になったのかわからない!という結論も地名の歴史として何だか面白いですね~
*この記事情報は2022年7月30日現在のものです。